ドキドキすることやめられない、でおなじみの、あずです。突然ですが、hmcブログ、これまでのあらすじ!
----------------
7/7晴れて結婚し、7/18には誕生日を向かえたhmcのアイドルnomoco嬢はギター特訓の甲斐あってヴィンヴィン★ランドデビュー! 練習の成果をバンドではやく見せてほしいぞ! そんなこととは関係なく、6/19にオープンしたHuman Music Communityは、v1.1へと生まれ変わったり、サマーソニック07の公式本発売目前だったり! ところでめたる課長は未だLOUD PARK07の余韻に浸ってる様子! 嗚呼、Power of the Music! 音楽は素晴らしいものだ!
----------------
いよいよ、明日! そう、明日、Summer Sonic07公式の「さまそ日記」が、ニフティより発売になります。めたる課長は首にLOUD PARK07のパスをかけながら、最後の一押しのために社内・社外を奔走しております。昨日、サンプル本をはじめて手にとったのですが……これはイイ。ただの「いい本」じゃなく、関係者の想いが詰まった本に仕上がってます……記念に5冊くらい買っちゃおうっと。詳細はこちらをチェック!
http://hmc.nifty.com/ss07/samaso-nikki/
しかし本を作るという作業も奥が深いもの。「さまそ日記」の場合は、「サマソニオフィシャルスタッフブログのテキスト」「アーティスト写真」「会場の写真」「お客さんの笑顔(一番大事)」などなどの素晴らしい「素材」が揃っているわけですが、これは1つさじ加減を間違えると、「あれ? …この本、なんか違う…」という出来になってしまいます。
そのさじ加減を整える、うまい方向にもっていくために必要なのが「編集」という作業です。これは、本当に奥が深い。ネス湖並に深い。怪獣が棲めちゃうくらい深い。
さて。そんな真面目な話はさておき、お昼休みが近くなってきたので、ご飯の話を。いや、お腹空いてきたんだから、しょーがないじゃないか! 何を食べようか……想像するだけでヨダレがでてきます。嗚呼デンジャラス。
ふと見ると、偽装されてないきちんと自然の中で育てられた比内地鶏と、そのうみたて卵、新潟から送られてきたコシヒカリの新米がありました。これはもう、親子丼しかないでしょ。
僕は鶏を適当な包丁で適当にぶつ切りにして、鍋に適当に出汁をはって、適当にたまねぎとか放って、醤油とかみりんとか適当に加え、適当にかき混ぜてみました。
どう考えても「出来損ないの鶏鍋のような何か」が出来上がりました。
……。……。
少なくとも、こんな親子はいない。「お前はわたしの息子じゃない!」ってお母さん鶏も泣いてることでしょう。おいおいおい……
泣くのはお母さん鶏だけじゃありませぬ。丁寧に鶏を育て、鶏に「あたしの子になにするだ!」とつっつかれながら卵を奪い、そしてニクにするため泣く泣く鶏のサブロウをつぶした農家の方も「おらのサブロウをどうしてくれた!!」と泣くでしょう。
……。
……あー……なんか悲しくなってきた……(-_-;;)。
あ、そうそう、食べ物の話をして思い出したのですが、「編集」って、「調理」とよーく似てるんです。
わたくしも、駆け出しの下っ端の半人前にも満たない身ではございますが、「ヴィンヴィン★ランド」や「わかば対談。」などで、この「編集」という仕事をしております。ライターさんは鶏のサブロウとその奥さんの卵を、カメラマンさんは猛暑と虫から守って育ててきたお米を提供してくれます。
そこで「今日はネギと三つ葉を買いにいくの面倒くさいから抜きでいいや。」「出汁は醤油と酢だけでいいや。」「ニクのスジあるけどとらなくていいや。」「ニク高いから、ブロイラーと混ぜちゃえ。」とかいう調理をしちゃうと、全ては台無しになります。だから、丹精こめて、できるだけのことはやらなきゃいけない。だけど、「調味料いれりゃいいんでしょ!」とばかりにやりすぎて素材の味を消しちゃうのもNG。
料理人と一緒で、「編集」は裏方です。名前は前には出ません。例えば「さまそ日記」だって、華の発行人の名前は、うちのダンディな社長さまです。
僕が編集の作業する過程で、ライターさんやカメラマンさんとケンカすることだってありますし、そういうときは本当に凹みます。作業にしたって、下手すると誰も誉めてくれませんし、給料だってなかなか上がりません。やることは、非常に泥臭いことばかりです。
だけど、試行錯誤しながらも、僕は僕にできる最善のことをやるまでだし、それを突き詰められるのは、編集の人として「喜び」以外の何者でもないのです。
そして、大体において、自分が「いい編集できたなー」て思うと、先ずは素材を提供してくれたライターさんやカメラマンさんが「いいですね!」と反応してくれます。そうすると、ライターさんやカメラマンさんも「今度は、もっとニクの締まった取って置きのジロウをつぶして送るべかな。」「実は無農薬で育てた、ウチで食べる用のとっておき米の余りがあるから、送るからね。」とか言ってくれるわけです。そういう一体感みたいなものも、編集やってく上で大事だし、快感でもあるんですね。お互いに本気になり、リスペクトしあうことが大事ってことですね。(ぁぁ、でもジロウの寿命が縮んじゃう……ごめんよジロウ……。)
……まぁ、全ては素材の味を、引き出すために。そして、読者の皆さんの「美味しい(面白い)!これ!」という笑顔のために。その「おもてなしの心」こそ、編集の真髄……お! これってひょっとして、なんかいい話じゃないか!!
ちなみに、最後にひとつだけくれぐれも言っておきます。すごーく大事なことです。
「親子丼をつくろうとして、どう考えても出来損ないの鶏鍋のような何か」が出来たという話、これは全くのノンフィクションであり、実在の人物、実際の出来事と大いに関係があります。
農家のおっちゃんおばちゃん、ごめんなさい。そして故郷のおかん、いつも美味い親子丼つくってくれてありがとう。1人暮らしって、大変なんだね。けど僕は、大都会の隅っこで、荒波に揉まれながら、今日もどうにか生きてます。だけど、食事はいつも外食か弁当屋です。
……と言う訳で……要するに、親子丼を正しく作るのは大変なんだよ、というお話でした。お送りしたのは、永遠の炎の料理人候補生、あずでした。それでは皆様、良い週末を!